北九州フィルム・コミッション支援作品の上映会を実施いたします!
〈上映作品〉
『逃げきれた夢』
誰もが思わぬタイミングで迎える、人生のターニングポイント。北九州の定時制高校で教頭を務めている末永周平もその一人。毎日のように昼食に立ち寄る元教え子の南が働く定食屋で、周平は支払いをせず無言で立ち去ってしまう。定年を前にして、記憶が薄れていく症状に見舞われたために、これまでのようには生きられなくなってしまったようだ。待てよ、「これまで」って、そんなに素晴らしい日々だったか? あんなに愛し合って結婚したはずの妻との仲は冷え切り、会話どころか目を合わせることもない。可愛くて仕方なかったはずの一人娘は、父親よりスマホと過ごす時間の方が楽しそうだ。気さくで優しい先生のつもりでいたが、心から慕ってくれる生徒なんて一人もいない。青春時代を共に過ごした親友との友情も、忙しさを理由にちっとも大切にしていない。
新たな「これから」に踏み出すために、「これまで」の人間関係を見つめ直そうとする周平だが──。
〈上映日〉
12月14日(木) ※上映時間は別途お知らせします。
〈上映会場〉
J:COM北九州芸術劇場・小劇場
〈ゲスト〉
光石研氏(北九州市出身・北九州市観光大使)
1961年9月26日生まれ、福岡県出身。高校在学中に『博多っ子純情』(78)のオーディションを受け、主役に抜擢される。以後、冷徹なヤクザから良き父親役まで様々な役柄を演じ、映画やドラマ界では欠かせない存在として活躍。2016年には第37回ヨコハマ映画祭助演男優賞(映画『お盆の弟』(15)・『恋人たち』(15))、2019年には第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演男優賞(「デザイナー 渋井直人の休日」(TX))を受賞。同年には出身地の北九州市より市民文化賞を受賞。近年の主な映画出演作は『青くて痛くて脆い』、『喜劇 愛妻物語』(20)、『バイプレーヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』『浜の朝日の嘘つきどもと』、『由宇子の天秤』、『マイ・ダディ』(21)、『おそ松さん』、『やがて 海へ と届く』、『メタモルフォーゼの縁側』、『異動辞令は音楽隊!』(22)、『波紋』(23)など。
吉本実憂氏(北九州市文化大使)
1996年12月28日生まれ、福岡県出身。全日本国民的美少女 コンテスト グランプリ受賞し芸能界デビュー。2014年『獣医さん、事件ですよ』(NTV)でテレビドラマ初出演、同年 12月には映画初出演で初主演作品となる映画『ゆめはるか』 が公開される。その後ドラマ、映画を中心に活躍。2021年 第30回日本映画批評家大賞 新人女優賞(『瞽女GOZE』)を 受賞。
【主な出演作】 罪の余白(15)、レディ in ホワイト(18)、JK ☆ROCK(19)、透子のセカイ(20)、大コメ騒動(21)、あの時、 長崎。、消えない虹(22)、ダウンタウン・ユートピア(23)
ゲストのお二人に、作品に対する想いや見どころなどを語っていただきますのでぜひお楽しみに!