■ 企画概要
北九州市ゆかりの漫画家。SF 漫画の巨匠。
そんな松本零士氏原作の映画作品を、松本氏が小学校 4 年生から高校生まで暮らしていた、北九州市において上映し、ゆかりの深いゲストを迎え、松本氏とのエピソードや、作品に対する想いなどを語っていただきます。
【実施期間】
令和 5 年 12 月 15 日(金)〜17 日(日)
【実施場所】
市内映画館
【上映作品】
3作品上映予定
※上映作品等、詳細は今後、発表します。
≪プロフィール≫
1938年1月25日に福岡県久留米市で生まれ、戦後東京に出るまでを小倉で過ごす。漫画家。
6歳の頃から絵を描き始め、9歳で運命的な本(『新寶島』『月世界紳士』いずれも著者は手塚治虫先生)との出会いをきっかけに漫画を描き始める。
15歳の時に投稿作『蜜蜂の冒険』が「漫画少年」の第一回漫画新人王で新人王を受賞して掲載された。これが商業誌デビューとなる。
18歳の時に手塚先生のお手伝いを一度したことはあるが、誰かのアシスタントについて師事することは無く、独学で漫画の画法を身に付けていく。
実質的な漫画家デビューは1957年「少女」掲載の『黒い花びら』。しばらくは少女漫画誌での執筆が続く。
1968年代に入り青年漫画誌が誕生し始めたころ「漫画ゴラク dokuhon」に『セクサロイド』を発表。
以降、青年漫画誌での執筆が増え、少年・青年漫画のジャンルで活躍するようになった。
1970年代にはアニメーション作品に関わることも増え、多くの作品がアニメーションとしてテレビ放送や劇場公開され、SF 漫画・アニメブームの火付け役となり、作品は日本を飛び出し世界中に広まった。
活動の範囲は、漫画の執筆だけにとどまらず。(公社)日本漫画家協会の常務理事(2000年〜2018年)として漫画家の地位向上等に取り組んだり、(公財)日本宇宙少年団の理事(1994年〜2021年)として、宇宙・科学をテーマとした青少年教育活動にも力を注ぐなど、多くの団体で要職にあずかり精力的に各地を飛びまわっていた。
2023年2月13日星の海に旅立つ。(享年85)
代表作・『男おいどん』『ガンフロンティア』『宇宙戦艦ヤマト』『クイーンエメラルダス』『ザ・コックピットシリーズ』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』『新竹取物語1000年女王』ほか。