日本または福岡のプレミア(初上映)作品を中心に、3名のプログラマーが「今まさに観るべき作品」を国内外から厳選し、上映いたします!
世界各国の多様な文化・歴史を背景に、現代社会の多様なテーマを探求している力強い6作品をセレクションしました。
【上映日】
12月14日(金)~17日(日)
※上映時間は別途お知らせします
【上映会場】
J:COM北九州芸術劇場・中劇場
小倉昭和館
【上映作品】
『喜劇 愛妻物語』(14日(木)上映)
稼ぎがほぼゼロで家に居場所もないのに、プライドだけは一人前なダメ夫・豪太役には、独特の憎めない個性で愛される人気俳優、濱田岳。そして夫に罵声を浴びせながらも、家計や子育てを支える不機嫌妻のチカには水川あさみが扮し、罵詈雑言を連発する毒舌キャラを熱演。また、豪太とチカの娘アキには、音楽ユニット「Foorin」のメンバーでもある新津ちせ。さらにチカの親友・由美役の夏帆や、光石研、ふせえり、大久保佳代子らが脇を固める。
監督・脚本:足立紳 原作:足立紳「喜劇 愛妻物語」(幻冬舎文庫)
製作:川城和実、潮田一、宮前泰志、古迫智典
エグゼクティブプロデューサー:濵田健二
プロデューサー:西川朝子、代情明彦
アソシエイトプロデューサー:森重宏美、長汐祐人
ラインプロデューサー:鶴岡智之 音楽:海田庄吾 撮影:猪本雅三(J.S.C)
照明:山本浩資 録音:西條博介 美術:平井淳郎 編集:大関泰幸
出演:濱田岳、水川あさみ、新津ちせ、大久保佳代子、坂田聡、宇野祥平、黒田大輔、冨手麻妙、河合優実、夏帆、ふせえり、光石研
117分 日本 2019年
足立紳監督
『ディス・マジック・モーメント』(14日(木)上映)
〈福岡プレミア〉
2022年、コロナ禍のミニシアターを行脚したロードムービー映画『あなたの微笑み』の公開を前に、舞台となったミニシアターに次々と困難が降りかかっていった…。同年4月に首里劇場の金城政則館長が急逝し閉館が決まり、5月にサツゲキが経営は継続するも民事再生法を申請、8月末をもって豊岡劇場が一時休館、8月10日の旦過地区の火災により昭和館が全焼した。そしてついにリム監督の本拠地大阪のテアトル梅田が9月に閉館が決まった。居ても立っても居られなくなったリム監督。ついに自らインタビュアーとなって、ミニシアターを駆け巡る!
監督・プロデューサー・脚本・編集・
ナレーション:リム・カーワイ
撮影:大窪竜司 録音・サウンドデザイン:山下彩
音楽:石川潤 カラコレ:田巻源太
90分 日本 2023年
リム・カーワイ監督
『The Shadowless Tower』(『白塔の光』)(15日(金)上映)
〈福岡プレミア〉
中年の料理評論家グー・ウェントンは、若い写真家の同僚オヤンと共に、活気に満ちた北京の地元飲食店を巡り歩く。彼は離婚しているが、6歳の娘がおり、また自身の父親とは何十年も疎遠になっている。彼は父親として、息子として、そして恋人としての自分の失敗を見つめ直し、人生に対する新たな視点を模索している。季節が巡り、人は集まり、そして離れていく。変わらないものはただ一つ、それは遅かれ早かれ彼らが出会う白塔だ。
監督・脚本:チャン・リュル
プロデューサー:ジアハン・シュー、ジアン・チャンジン・ペン、ウェンリー・リウ、シェン・ルー、ユエ・ホアン
音楽:ヘ・シャオ 撮影監督:ピオ・ソンリ
編集:シンジュ・リュウ 美術:イーカン・ジェン
出演:シン・バイチン、ホアン・ヤオ、ティエン・チュアンチュアン、スーチン・ガオアー、ワン・ホンウェイ、リー・チンチン、ワン・イーウェン
144分 中国 2023年
チャン・リュル監督
『Terrestrial Verses』(『地上の詩』)(16日(土)上映)
〈ジャパンプレミア〉
「Terrestrial Verses」は、学校教員から官僚まで、様々な社会的権威によって課される文化や宗教、社会制度における制約と共に生きるイランの人々を追う。ユーモアがありながらも心に触れるこの作品は、逆境の中での人々の精神と決意を捉え、複雑な社会を繊細に描写する。
監督・脚本:アリ・アスガリ&アリレザ・カタミ
プロデューサー:アリ・アスガリ、ミラド・コスラヴィ
撮影:アディブ・ソバニ
美術:ハメド・アスラニ
音楽:マスード・ファヤズ・ザデ
編集:エハン・ヴァセギ
サウンド・デザイン:アリレザ・アラヴィアン
録音:アブドルレザ・ヘイダリ&イマン・バズヤール
出演:バーラム・アーク、アルガヴァン・シャバニ、セルヴィン・ザベティアン、サダフ・アスガリ、ファエゼ・ラド、ホセイン・ソレイマニ、マジド・サレヒ、ファルズィン・モハデス、ゴウハル・ケイル・アンディシュ、アルデシール・カゼミ
77分 イラン 2023年
アリ・アスガリ監督
アリレザ・カタミ監督
『Do Not Expect Too Much from the End of the World』(『世界の終わりにはあまり期待しないで』)(17日(日)上映)
〈ジャパンプレミア〉
過重労働の制作アシスタントであるアンジェラは、多国籍企業から依頼された「職場の安全」ビデオのキャスティング用の撮影をするため、ブカレストの街を車で走り回らなければならない。このビデオの表向きの目的は、仕事に関連した事故に繋がるような様々な危険について、自社の従業員の意識を高めるため。すぐに彼女は半身麻痺の労働者マリアンに出会い、彼はそのビデオで役を得ることになるのだが…
監督・脚本:ラドゥ・ジューデ
プロデューサー:ダイアナ・カラビア、エイドリアン・シェフ、クレア・ドーノイ、ラドゥ・ジューデ、アンキツァ・ジュリッチ・ティリッチ、ジョルゴス・カルナバス、コンスタンティノス・コントブラキス、セルジュ・ラルー、アンドレアス・ロアルド、ヴァレンティノ・ルドルフ、エイドリアン・シタル、エイダ・ソロモン、イオアナ・ステイス、ポール・シルトチェス、ダン・ウェクスラー、ジャマル・ゼイナル・ザーデ
撮影監督:マリウス・パンドゥル 編集:カタリン・クリストゥティウ
美術:クリスティアン・ニクレスク、アンドレア・ポパ
出演:イリンカ・マノラーチェ、ニーナ・ホス、オヴィディウ・ピルサンドリーナ・ラザール、アンディ・バスルイアヌ
163分 ルーマニア 2023年
ラドゥ・ジューデ監督
『THE BURITI FLOWER』(『ブリーティの花』)(17日(日)上映)
〈ジャパンプレミア〉
ブラジルの森の中心部に住む先住民族クラホー族の少女 ジョタート、彼女の母のパットプロ、シャーマンであるヒジュノー。彼らは、利益を追求する外部の人間による絶えざる迫害を経験することで、先祖伝来の儀式、自然への愛、そして自由を守るための戦いに向かい、新たな形の抵抗を見出していく。
監督・脚本:ジョアン・サラヴィザ & レネ・ナデル・メソラ
脚本:ジョアン・サラヴィザ、レネ・ナデル・メソラ、イルダ・パットプロ・クラホウ、フランシスコ・ヒジニョ・クラホウ、ヘンリケ・イジャク・クラホウ
プロデューサー:ジョアン・サラヴィザ、レネ・ナデル・メソラ、リカルド・アルヴェス・ジュニア、ジュリア・アルヴェス
撮影:レネ・ナデル・メソラ
美術:アンヘレス・ガルシア・フリンチャボイ、イルダ・パットプロ・クラホウ
編集:エドガー・フェルドマン、ジョアン・サラヴィザ、レネ・ナデル・メソラ、リカルド・アルヴェス・ジュニア、ジュリア・アルヴェス
撮影:レネ・ナデル・メソラ
美術:アンヘレス・ガルシア・フリンチャボイ、イルダ・パットプロ・クラホウ
編集:エドガー・フェルドマン、ジョアン・サラヴィザ、レネ・ナデル・メソラ
音響監督:ディオゴ・ゴルタラ
出演:バーラム・アーク、アルガヴァン・シャバニ、セルヴィン・ザベティアン、サダフ・アスガリ、ファエゼ・ラド、ホセイン・ソレイマニ
124分 ポルトガル=ブラジル 2023年
ジョアン・サラヴィザ 監督
レネ・ナデル・メソラ監督
各プログラマーや上映作品の監督等によるアフタートークなども実施予定です!
追ってお知らせいたしますので、ぜひお楽しみに。